業務内容

 営業部は、朝、市場で買い付けた新鮮な青果物を、県外の取引先へ案内するのが主な仕事。お客様のニーズにあった商品を見抜きながら、よりよい商品を求めて常にアンテナを張っています。また、取引先とは電話でのやり取りが中心になるため、九州の相場や概況などを各県の担当者へこまめに伝えることを大切にしています。
 宮崎から発送する場合は、中央市場だけでなく地方市場を含めて仕入れることができたり、夏場は北海道から仕入れて関東や関西に卸すことが出来たりするなど、数多の仕入先が、広瀬の強み。取引先からは、量や種類に対応ができる柔軟性と誠意をもって応える姿勢を評価してもらっています。

 センター部は、仕入れてきた商品を適切なグラム数に分け、袋に入れるところから始まります。重さに間違えはないか、袋詰めは適切か、中に異物は入っていないかなど、神経を研ぎ澄ましての作業が続きます。緊張の連続の中で、最後に袋の数がすべて揃い「OK」の言葉が出ると、全員で返事をしますが、スタッフはこのような一つ一つのコミュニケーションを大切にしています。
 繁忙期の冬場になると、主力商品の千切大根は、多い時で1日200㎏以上仕上げることも。良い商品を良いままに消費者に届けたいという思いを形にしていく部署なのです。

 営業と総務の経理全般、またふるさと納税など対外的な役割も担い、会社全体を支えています。県外の取引先からの問合せも、取り扱っている商品の知識や情報を理解し対応しています。また、生産者から寄せられてくる声に対しても専門的な話の内容を把握し、担当の部署へ伝えていく役割をしています。
 管理部が、作業で直接商品に触れる機会はほとんどありませんが、だからこそ、常に消費者の目線でより良い商品をお届けするサポートを心がけています。生活に欠かせない野菜や果実と私たちもしっかりと繋がっています。

 物流部は、会社と運送会社とを繋ぐ部署。注文を受けて、センター部で出来上がった商品をギリギリまで鮮度が保つように保管し、運送会社へ託すまでが一連の流れです。日本全国へ送られていくため、送付先に間違えがないように、最後の最後に商品を託す瞬間まで気が抜けないのがこの仕事。
 野菜や果実に関わりながら、生産者が届けたい美味しさや思い、消費者の気持ちにも寄り添っているのです。